Medium記事のご紹介
- Kyohei Yashima
- 2025年11月14日
- 読了時間: 3分
Heliosは最近、Mediumに2つの新しい記事を公開しました。
ここでは、その最新コンテンツをご紹介します。
Dev Tips: How to Get Structured JSON Output with LangChain and Pydantic
本記事では、LLM(大規模言語モデル)を使う開発者がよく抱える課題 ― 出力フォーマットの不安定さ ― に焦点を当てています。名前やメールアドレスを取り出すだけでも複雑な文字列処理が必要になる…そんな経験のある方に向けた内容です。
記事では、LangChain と Pydantic を組み合わせることで、LLMに対し「必ず決まった構造のJSONを返すよう強制する」実践的な方法を紹介しています。LangChainはプロンプトの管理やワークフローを担当し、PydanticはPythonの型ヒントを用いた厳密なスキーマ検証を行います。
記事では、次の3ステップで実装方法を解説しています。
Pydanticの BaseModel を用いてデータモデル(スキーマ)を定義する
PydanticOutputParser によって LLM向けのフォーマット指示を生成する
LangChain によるパイプラインを構築し、モデルの応答を Python オブジェクトへ自動変換する
さらに、事前に決めたスキーマに従ってユーザーペルソナを自動生成するユースケースも紹介。「name・age・hobbies・job」などのフィールドをもつプロファイルを、安定した形式で大量生成できる点が強みです。
この手法により、LLMの曖昧さや予測不能な出力を排除し、信頼性の高い構造化データとして扱えるようになります。
Measuring the World Beneath the Wheels
こちらの記事では、一般的なスマートフォンを環境センサーとして活用するという試みを紹介しています。Helios内部の小さな試作プロジェクトとして始まったものが、加速度センサーやジャイロ、磁気センサー、GNSSなどを利用した、道路の傾斜を記録するKotlin製Androidアプリへと発展しました。
このアプリは軽量かつローカル完結型で、以下のような機能を備えています:
車内の取り付け角度補正
停車時の自動再キャリブレーション
連続CSVログ出力(画面オフでも記録継続)
QGISでそのまま読み込めるGISフレンドリーなデータ形式
短距離のライドから長距離ドライブまで行った実地テストでは、取得データがDEM(地形モデル)の傾斜と高い相関を示しました。一方で、加減速による傾斜値の誤差(加速度バイアス)など、改善が必要な課題も明らかになりました。
記事では、Android開発特有の課題にも触れています:
Androidの権限仕様変更への対応
Gradle・JDKの調整
センサーフュージョン(複数センサー融合)の改善
さらに、GitHubやCodeXを活用したプロトタイピングのワークフローについても述べています。今後は GNSS–IMU の同期精度向上、アプリ内リアルタイム可視化、そして北部沖縄での環境モニタリングとの連携を見据えています。




コメント